企業インタビュー
ゴトーたたみ製作所
Vol.7 「人」を大切にした経営
インタビュー7人目は地域とのつながりを積極的に作っている畳屋さん ゴトーたたみ製作所 後藤 孝雄さん です。
「畳のことなら、安心して任せてほしい」との熱い想いをお聞きしてきました。
後藤さんには、第7回座談会で問題提起者として参加していただきました。
会社概要
会社名 |
ゴトーたたみ製作所 |
設立 |
2008年 |
所在地 |
大阪府吹田市山田西2丁目9-6 |
事業内容 |
地域に根ざした畳屋 |
良い製品を、畳のプロとして提案・提供
- Qどのような事業をされていますか?
- A全国畳産業振興会、畳ドクター認定の畳の専門店です。
専門店だからこそ妥協せず良い製品を、その道のプロとしてお客様に提案しています。
利益だけを考えず、「人」を大切にし、お客様により良いサービスを提供させていただいています。そして5年後、10年後も喜ばれる、地域に密着したお店を目指しています。
- Q会社の強み、または課題は何だと思われますか?
- A強みはスピード仕上げを行っていることと、地域に密着していることでしょうか。
畳を替えるとなると日にちがかかって大変と思っている方が多いのですが、当店は朝に畳上げをし、夕方に畳納めをします。家具の移動もします。
それからお客様が想像しているよりも、かなり若い畳屋なので現代のニーズに合わせた提案ができます。
またお店の前にメダカを置いたり、ミニ畳を「ご自由にお持ち帰りください」と書いて置いたり、声を掛けやすいお店作りをしています。そうすることで地域の人とのつながりを積極的に作っています。
課題は、事業拡大です。人を雇うことも考えています。ただ大きくなってもお客様に対して今と同じ対応をし、小型店と大型店の良さを持ったお店にしたいです。
お客様に喜んでもらうために労は惜しまずに仕事をしたい
- Q今の業種を選ばれた理由、起業のキッカケを教えてください。
- Aトラックの運転手をしていましたが、将来的に不安を感じ、もっと上を目指したいという気持ちもあり転職を考えました。
手に職を付けたいと思っていた時に、友人の父の畳屋に誘われたのが畳屋になったきっかけです。
そこで沢山勉強させてもらい、
「お客様に喜んでもらうために労は惜しまずに仕事をしたい。」
「本当に大切にしなければならないことを大切にしたい。」
そんな想いが強くなり独立しました。
- Q江坂にどんな縁がありますか?
- A高木さんの会社で行われた一泊の経営塾に参加したことで高木さんと縁ができました。高木さんとの縁が江坂との縁でしょうか。
またその時に宿泊した、サニーストンホテルの2階のお店の畳替えもしました。
- Q今までで一番大変だった事、辛かった事はどのようなことですか?
- A1年目は、ほとんど仕事が無い状態で、最初の3ヶ月間は生きた心地がしなかったです。今お店に貼っているPOPをひたすらパソコンで作っていました。
半年経ったころに経営塾に参加し、自分の考えに自信が持てるようになりました。
自信を持って経営理念に沿った経営を行ったところ、業績が伸びました。
その頃世間はリーマンショックだったようですが、全く気付きませんでした。
最近は時間の確保と、モチベーションを維持することが少し大変です。
畳業界とお客様を近づけたい
- Q会社の夢(ビジョン)はどのようなものですか?
- A畳業界の伝統ある良い部分は残しつつ、敷居を低くして、お客様との距離を近づけたいです。
それが使命だと思っています。
ミニ畳教室やミニ畳にデコレーションを施した「ミニデコ畳」など、若い人たちにも古き良き畳を知ってもらえるよう新しい畳商品を考えています。
そうして自分の店だけでなく、畳業界がもっと良くなれば嬉しいです。
また同業の若年層を育てる環境も作っていきたと思っています。
- Q会社で地域に貢献するとしたら、どのようなことが出来ますか?
- A起業する人の支援でしょうか。
体験談を話したり、地域とのつながり作りなどお手伝いできると思います。
- Q今ハマッていることは何ですか?
- A地域のお店紹介です。
チラシを作ったり、自分のホームページで紹介しています。地域のお店とつながりを作ることで、地域の人、そしてお店のお役に立てることが面白いです。
あとは昔からバイクが好きで乗るのはもちろん、整備も自分でしています。
後藤さんはこんな人
年齢 |
35歳(2010年現在) |
誕生日 |
12月1日 |
血液型 |
A型 |
家族 |
5人(妻と2女、父) |
住居 |
吹田市竹見台 |